その後、大江へ行ったが、魚探に魚影は映るものの、底より1m上層を泳いでおり、それらはハリ掛かりすることはなかった。
岸からは手のひら級が数枚上がっていた。何でも、5月半ばに阿曽浦漁協がこれらを放流したらしい。
その話を聞いてから、急速に大江から足が遠のいてしまった。樋面氏も来ていない。

神明のビン玉群
最初の41cm
45cmと41cm
carol氏と船


6月15日、贄浦旧堤防へ一月ぶりに訪れた。
しかし、釣れるのはイソベラばかりで、最後に大フグがハリスを切っていった。
ここももう少し待つべきなのだろう。

この間、英虞湾神明を偵察に行ったことがある。

神明小学校から下に降りていくと、ボートを出すのに格好の桟橋があるのだ。
そこに立っていると、宝生苑裏辺りから、枯島付近まで、無数のビン玉が見える。
貝掃除の作業船こそいなかったが、真珠貝はビン玉の下にぶら下がっていると確信できた。

私の「釣りの掲示板」でおなじみのcarol氏は、昨年贄浦で出会ってから、船を買い換えていた。
彼の船は私のようなボートではなく、船外機仕様の立派なものである。
船の繋留場所に関しては、私もいろいろ相談を受けたが、やはり英虞湾を勧めることにした。
南島、五カ所、英虞湾と候補はあったが、やはり一番ポイントが多く、魚影が濃いと思われるからだ。

carol氏は既に神明に船を繋留し、今か今かと時を待っていた。

6月22日、遂に彼は英虞湾に出航した。
私が出かけたのも同じ日であった。

朝9時頃、彼の携帯に電話すると、既に枯島付近で45cm級を1枚上げたという。私も枯島へ行こうと思った。やはり予感は的中した。作業船こそあまりいないものの、辺りは貝掃除を頻繁に行っているという。

現地に着くと、「ビラ賢島」の管理人室で、桟橋から出航許可をもらう。特に許可をもらう必要もなかったかも知れぬが、やはり気持ちの問題である。

いざ漕ぎ出してみると、carol氏のいる枯島までは、相当距離がある。
半分まで来たら挫折してしまった。

貝をビン玉につけている業者がいる。
ここで釣ってもいいかと聞くと、とても友好的で、これにボートを結わえろと、鈎棒でわざわさロープをたぐってくれる。
親子らしく、息子さんの方は、近くの筏も私のところのものだから、つけてもいいよと言ってくれた。
この時、10時過ぎ。


釣り始めて30分でキスが2尾連続して釣れる。その後フグである。

これは今日はいけるかも知れないと思っていたら、12時前、ダンゴ崩壊後のウキを暫く放っておいたら、ウキが消し込まれた。

相当な引きである。リールが一瞬巻けない。しかし、懐かしい重々しい引きである。
あっという間に取り込んでしまったが、久々の40オーバーであった。オキアミ。

次は12時15分、ウキが段階的に入り、トップを1cm程残して止まっている。
合わせると、今度も同じような引き。少し大きいようである。
両側にビン玉のロープをが入っているので、強引に巻き上げる。
45cm。これもオキアミ。

その後はフグに変わってしまった。

4時前にcarol氏が現れた。枯島はアタリがほとんどなく、45cmはカラスガイにきたもので、その後釣れないという。

ここはそうでもないですよ。といっていたら、キスが竿を曲げた。
だが、私はダンゴがなくなってしまい、納竿することにした。

carol氏は6時頃までがんばると言う。
彼は暫くは私の近くの筏側にいたが、その後あらこちと船外機の機動力を生かして、うろうろしていた。

あのあと、釣れたのかしらん。

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釣行記6に続く