8月6日。曇り一時雨であった。 
大潮なので干満が大きく、干潮時にボートを出すのに骨が折れる。
前回までのポイントは一時休ませることにした。段々型が小さくなってきたし、魚がスレてきたように感じるからだ。

そこで、 あらら浜へ舳先を向けた。

8月6日の釣果
道中の野見坂峠


距離的にはほんの目と鼻の先で、100mと離れていない。
この場所には7月上旬に一度来ている。あのときは真珠ブィはあれども、貝がぶら下がっていなかったせいか、チヌの反応はなかった。だが、現在では貝掃除の真っ最中である。だんだんと真珠貝を増やしているようだ。

12時に釣り始めた。
キュウセンが多い。フグ、マダイの子、アヅキマス。
最初は外道どものアタリがあったが、何も当たらなくなる。やがては餌も取られなくなってしまった。
このような状況は判断に迷うところである。
チヌが寄ってきて、エサ取りどもが浮き上がってしまったのか、あるいは魚がいなくなったのか。
2時まで我慢していたら、やっとエサを取られるようになってきた。
非常に難しいところだ。場所を変えるべきか。


そうこうしていたら、小さいアタリが出始める。
仕掛けが潮に流されてしまうので、あげてみたら食っていて30cm。
チヌが寄ったのならと、本日初めて試すダイワの「生ダンゴ・サナギ」をつける。
一発で食い、小さいアタリを掛け合わせて46cm。
なんとアタリが小さいのだ。
擦れていないと場所替えしたのになんにもならない。
この餌「持ち」が悪すぎる。
もう少し持ってくれないと。
アタリはあっても小さすぎてなかなか合わない。
待っていても大きいアタリは出ない。
はわせても、底を切っても同じである。
その後、ボラが寄り、ボラアタリの後に出るアタリに集中して、21cmと30cmを追加。

3時半、少しましなものをかけるが、竿が3番目のところで折れてしまう。
ダイワ飛龍小継HZ3.3。この竿で、過去に57cmを2枚上げている。
ボートの上では、釣座を移動できないし、早く底を切らないと、下に沈んでいるロープに巻かれるので、どうしてもポンピングが乱暴になる。
しかし、この程度の引きに対応できないなんて問題がある。
仕方がないので予備の波紋改造10尺に交換した。
この竿では55cmと50cmを上げているが、柔らかすぎるので、上げるのに時間が掛かるのが難点だ。
ボラアタリが積極的にでるようになり、3尾も釣ってしまう。
ボラはよく引くので、この竿だと勝手に水中に突き刺さって行く。
だが、柔らかい分ショックを吸収して、逆にこの竿の方が丈夫なのではないか。
ミノ虫には今日も食わなかった。

8月11日。晴れである。

前回と同じ場所にボートを掛けた。
竿を新調した。ボートでチヌ釣りをする人はあまりいないせいか、専用ロッドは販売されていない。
結局ダイワ飛龍小継の廉価バージョンにした。

10時釣り開始。
アヅキマス。その後すぐ33cm。
釣りはじめて、いきなりである。6日の撒き餌が効いているのか、それとも最初からいたのか。
だが、新調した飛龍HSはこれで折れてしまう。
使ってすぐに、しかも魚を釣って折れるなんて初めてだ。
しばらくのやりとりの後折れたせいか、魚はかなり上層に来ていて、たぐりあげて取り込めた。

やむを得ず、その後波紋改造10尺で釣る。
ところが食わない。魚探のアラームも鳴りが悪くなってきた。


まさか、竿を代えたせいではないだろう。
どうも、この界隈一帯は、食いに中だるみがある。
開始してすぐ食うが、その後続かなくて、2時間ぐらいしてから、ボラと共にまた当たり出す。

2時半ごろアラームが鳴り始めたと思ったら、41cm。
やはり、寄ってきたらまず大きい奴から食うことが多い。

その後33から35が連続してくる。これは愉快であった。
生ダンゴ・サナギで40cm。
フグ、アイゴ。ボラが多く出てくる
最後は20cm。

魚探で見るとボラが上から下まで湧いていた。
ものすごい数のボラである。
40.41cm、33から35cm5枚。20cm1枚、計8枚。
まずまず、楽しめた。
しかし、年なしは本当にいるのであろうか。

釣行記8へ続く
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