大湊のシラ

5月末、もうそろそろいいだろうと、昨年10月に多くの当歳魚を見た大湊へ出かけた。

当歳魚の多かった年の翌年は、二歳魚も多いことは周知のことである。ゴールデンウイークの頃、一度現地を訪れてみると、既に捨て石辺りにはカニが這いだしてきており、小エビの姿も見えた。底には青ノリがまだあるらしく、所々に浮いていた。
周辺環境は非常によくなってきている。小林裏堤防内側の用水路には、今年もメダカが発生していた。コンクリート三面張りの水路にである。彼らは健気だったが、旺盛なる生命力も宿しているらしい。

夕方釣り場に着き、ミノムシをつけて放り込んだが、釣れるのはフグばかりで目当ての二歳魚はどこ吹く風である。やはり夜釣りでないと無理なのかと考え、次の日、日が暮れてから、再度釣行した。

当歳魚のうちは昼間でも充分食ったが、やはり、シラとなるとそうはいかないらしい。釣り上がってきたのは17と19センチの期待していたより少し小降りのものだった。

去年からあまり成長していないようで少し残念に思った。しかし、シーズンはこれからで、周辺環境もさらに陽気と共によくなっていくだろうから、今年は大いに期待していいだろう。


新釣行記 3に続く

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